注目されるデカフェ市場

実は近年、コーヒー市場が大きく拡大しているのですが、
それと共にデカフェ市場も拡大しております。
特に最近では、その動きが更に顕著になってきました。

集中的に摂取した際のカフェインの危険性も指摘されるようになってきましたが、
現在、コロナの影響で多くの方が不安な心境を抱える中、
カフェインに含まれる覚醒成分が鬱を引き起こしたり、鬱症状を促進させると言われていることもあり、世相を反映した影響でもあるのかもしれません。

カフェインレス飲料が注目される中で、
大豆コーヒーもそのうちの一つであるということもあり、
最近は、様々なメーカーさんや業界からお問い合わせをいただくようになりました。

その中でよく聞かれる質問があります。
カフェインレスに注目しているのであれば、デカフェでもいいのに、何故大豆コーヒーなのですかというものです。

これに関してはいくつかの理由があります。
一つ目は、もともとバリスタをやっていた観点から、デカフェの味そのものに納得できていないこと。
二つ目は、デカフェは人工的に手を加える形でカフェインを除去しているということ。
(その方法によってはいくつかあり、ケミカルで抜く場合もあり、カフェイン量は減っても別の部分での危険性が生じてしまうため)
三つ目は、日本の農業に目を向けさせるためです。
コーヒーに関しては、その多くが輸入に頼っています。日本では、離島や沖縄などでごく少量しか栽培されていません。
それに対し、日本では、年々大豆を育てる農家さんは減ってはいますが、かつては、米同様に多くの農家によって育てられてきました。
今一度、食の大切さ、農業の大切さに日本の人たちに気づいて欲しいという思いがあります。
そして、最後の四つ目は、大豆には無限の可能性があるということです。
栄養豊富な大豆には、その先の食文化を変えていくだけの大きな力を持っていると感じています。その可能性を皆で紐解いていきたいという思いがあったからです。

大豆コーヒーが皆様の日々の生活の選択肢になっていくととても嬉しいですね。
これからも、大豆コーヒーおよび、大豆コーヒーの原材料でもある大豆そのものの、魅力、成分、効果についてご紹介していけたらと思います。